「びゃく夜行」
東野○吾の作品、「白やこう」を読んだ。
まず、この作品は、私が読んだ東野圭○の作品としてはたったの2作目ってことが不思議な感じ。
彼の作品に初めて出会ったのは今でも覚えてる。
大学受験の浪人中に通っていた予備校で慕い・尊敬していた先生からもらった本、それが彼の作品だった。
「宿命」
その頃テキストや新書系の本しか読んでなかった私に、程よい刺激をくれた。
もう5年以上前になるからはっきりとは覚えてないけど、その作品が気に入ったことは確か。
それ以来、この作家の名前は自然と頭の中に刻み込まれてた。
どうやら彼が結構有名で売れている作家だと知るのはそれからかなり後のこと。(てか最近?w)
そ、私は世間のハヤリとかに疎い口なので(^^;
今回この「びゃく夜行」を選んだのには大きな理由はなくて、後輩のレビューの中で面白そうだなと思った一作品だったから。
長編って聞いてたし、買う前にページ数も見たはずだけど、さすがに本が届いた時にはその厚さにビックリした。 だって・・・文庫でこんな厚い本なんて読んだことがない! てか、文庫じゃなくてもテキスト以外はないかもw
通勤時間を主に使って読んだから、時々持ってる手が疲れたよ。手首とか。でも、早く次を読みたくなる話の進み方だった。
最初からいきなりどんどんどんどん時が飛ぶように流れていったのには不意をつかれたけどね。
時間のスケールが大きい作品で、登場人物も次々に新しい人が出てきて、自分の中でも「あ、これはあの人物と関係があるはず!」とかプチ推理をしながら読み進められるのがまた面白さを倍増させた感じ。
まさかこんな長編をこんな短期で読み終わるとは全く想像してなくて、自分で自分に感心してるとこw
小学校の時は読書少女だった私。また2007年になって、本の面白さに引き込まれてきた模様。まぁ、それだけの時間があるってのも大きいんだけどね。中高は部活で、大学はサークルで、あと勉強やら課題やらでも忙しかったからね。そんなものが無い今、本を読む絶好の機会なのかも!
あと、この作品のにくいところは、最後に完全に事が解決して判明してないところ!
もちろん事件の背景は最後には暴かれるんだけど、その後の展開までは触れてない。こう、いい余韻を残して物語が終わってるところがニクイ。好奇心の強い私としてはその後の物語が気になるところだけど、そうやって読者が自由に想像を巡らせられるタイミングで話を終わらせるのは意外に難しいような気がする。
にしても、この小説は映画化もドラマ化もされたようなことを聞いたけど、この作品をどうやって映画やドラマにするんだ?!って疑問が沸いてくる。
少なくとも映画やドラマにしたら、この小説の醍醐味の部分がかなりの確立で削られてしまうと思う。
ある意味脚本家とディレクターだかプロデューサーだかの手腕の見せ所かもしれないけど。。。
この作品を読み終わった今、益々東野○吾が好きになってる自分に気づく。といってもまだ2作品だけどw
